問題を解く中で現状への理解を

健保連が入試問題風リーフレットを配布
問題を解く中で現状への理解を

 私たちは、具合が悪くなれば健康保険証を持っていつでもどこでも医療機関を受診することができます。
窓口負担も原則3割で、1カ月の負担が一定額を超えると高額療養費制度により負担が軽減されます。
当たり前のように思っているかもしれませんが、これは世界から見ると非常に稀有な制度なのです。
そのわが国が世界に誇る健康保険制度に今、大きな暗雲が立ち込めています。

 団塊の世代が全員75歳以上になる2025年。
さらに、高齢者人口がピークを迎える2040年頃にかけて、人口の高齢化とともに医療の高度化、高額化などにより医療費は増大し、現役世代の減少も相まって、健康保険制度が深刻な状況に陥ることが危惧されています。

 今、大事なのはわが国の医療費の仕組みや健康保険制度などについて、まずは自分自身の問題として正しく理解することです。
健保連は昨年12月に健保組合の加入者を対象とした入試問題風リーフレットを作成し、全国の健保組合を通じて提供していくとともに、マスコミを通じて広く公開しました。

 リーフレット「みんなで解こう 医療と健康保険の問題」は、
「医療費の危機的状況」
「自分の健康の守り方」
「正しいセルフメディケーション」
に関する6つの設問からなります。

 問題を解くことで、医療・健康保険制度の現状や課題が、自分自身のこととして実感できます。
リーフレットを見かけたらぜひ回答にチャレンジしてみてください。

リーフレットはこちら

二次元コードでアンケートに応募すると、抽選でデジタルギフトが当たります(応募の締め切りは2月20日17時)。

【コラムは無断転載禁止】

2025年02月04日