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新型コロナウイルス感染拡大の陰で

新型コロナウイルス感染拡大の陰で受診を控えて、重症化の懸念も

 新型コロナウイルスの感染者数は7月7日、全国で2万人を突破して以来、上昇の一途をたどっています。
1日に1千人を超える状況が続き、8月19日には累計5万8千人強と約3倍に増えました。
そのため、医療機関などへの入院者数が退院者数を大幅に超え、医師や看護師など医療従事者の疲弊が増すとともに経営にも暗い影を落としています。
また、医療施設の不足している島々などではクラスターが発生し、その対応に追われ、島民らの不安が増大しています。

 こうした状況を受けて、独自の緊急事態宣言を行う自治体も出てきました。
東京都の小池百合子知事も、お盆休みの旅行や帰省などを控えるように都民に呼びかけました。

 一方、政府は感染者の増加の実態を踏まえつつも、落ち込んだ経済の活性化に向け、「GO TO トラベル」(観光支援事業)を7月22日から実施しており、現状下で緊急事態宣言を再発令することには慎重な姿勢です。

 感染者数の急増の陰で、懸念されることが2つあります。
1つはウイルス感染を恐れるあまり医療機関への受診を控えているケースです。
特に持病のある人が受診を控えることで、かえって重症化を招く恐れもあります。
医療機関も3密を避ける体制ができていますので、事前に体温を測り予約してから受診するなど、必要以上に恐れず、我慢しないことが重症化を避ける上でも大切です。

 もう1つは、人間ドックなどの健診が受けられないことで、病気の早期発見が遅れ重症化を招く可能性があることです。
この春先から多くの医療機関や健診センターでは、ウイルス感染の防止を目的に健診の受付を中止している状況が続いています。

 こんなときこそ、体調管理をきちんと行い、適度な運動や栄養バランスに富んだ食生活を心掛けましょう。
幸い、健診の予約受付を再開する実施機関が出てきているのは朗報です。

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2020年09月01日

「新しい生活様式」で感染予防

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除(5月25日)、東京アラートの解除(6月11日)以降、感染者数は上昇に転じ、7月7日に全国で2万人を突破。
特に東京都では2日以降、3桁台で推移しています。感染経路として、近い距離で接客を行う夜間営業の飲食店関係者や客の間で感染者が増えている他、20〜30歳代の若い世代が多いことが分かっています。

東京都は15日、感染状況の警戒レベルを最高の「感染が拡大している」に引き上げ、小池百合子都知事も不要不急の他県への移動を控えるとともに、感染防止策が十分行われている店舗の利用などを呼び掛けました。
一方、政府は他県への移動を制限する状況にないとしています。

感染の第2波を懸念する声もありますが、今重要なのは新型コロナが終息したわけではなく、少しでも気を緩めると感染が再拡大するということと、従来のような生活に戻れるわけではないという事実を自覚することです。

では、今後どのように生活していけばよいのでしょうか。国は「新しい生活様式」の実践を提唱しています。
これは4つの項目からなり、1つ目は一人一人の基本的感染対策で、①身体的距離の確保②マスクの着用③手洗い―の3つの基本を守るとともに、不要不急の外出を控えること。
2つ目は日常生活を営む上での基本的感染対策で、手洗い・手指消毒の励行、3密の回避などを維持すること。
3つ目は日常生活の各場面別の感染対策で、買い物、娯楽・スポーツ等、公共交通機関の利用、食事、イベント等への参加などにおける感染対策。
最後の4つ目は働き方の新しいスタイルの提唱で、テレワークやローテーション勤務、時差通勤などの導入です(詳細は厚労省のホームページ:https://www.mhlw.go.jpで「新しい生活様式」で検索)。

従来の生活習慣と大きく変化するため、慣れるまで時間やストレスを感じるかもしれませんが、上手に取り入れたいものです。

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2020年08月05日