「新しい生活様式」で感染予防

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除(5月25日)、東京アラートの解除(6月11日)以降、感染者数は上昇に転じ、7月7日に全国で2万人を突破。
特に東京都では2日以降、3桁台で推移しています。感染経路として、近い距離で接客を行う夜間営業の飲食店関係者や客の間で感染者が増えている他、20〜30歳代の若い世代が多いことが分かっています。

東京都は15日、感染状況の警戒レベルを最高の「感染が拡大している」に引き上げ、小池百合子都知事も不要不急の他県への移動を控えるとともに、感染防止策が十分行われている店舗の利用などを呼び掛けました。
一方、政府は他県への移動を制限する状況にないとしています。

感染の第2波を懸念する声もありますが、今重要なのは新型コロナが終息したわけではなく、少しでも気を緩めると感染が再拡大するということと、従来のような生活に戻れるわけではないという事実を自覚することです。

では、今後どのように生活していけばよいのでしょうか。国は「新しい生活様式」の実践を提唱しています。
これは4つの項目からなり、1つ目は一人一人の基本的感染対策で、①身体的距離の確保②マスクの着用③手洗い―の3つの基本を守るとともに、不要不急の外出を控えること。
2つ目は日常生活を営む上での基本的感染対策で、手洗い・手指消毒の励行、3密の回避などを維持すること。
3つ目は日常生活の各場面別の感染対策で、買い物、娯楽・スポーツ等、公共交通機関の利用、食事、イベント等への参加などにおける感染対策。
最後の4つ目は働き方の新しいスタイルの提唱で、テレワークやローテーション勤務、時差通勤などの導入です(詳細は厚労省のホームページ:https://www.mhlw.go.jpで「新しい生活様式」で検索)。

従来の生活習慣と大きく変化するため、慣れるまで時間やストレスを感じるかもしれませんが、上手に取り入れたいものです。

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2020年08月05日