さらに広がるマイナ保険証の利活用
マイナ救急の全国一斉開始日が10月1日に決定
さらに広がるマイナ保険証の利活用
健康保険証は昨年12月2日をもって新規発行が終了し、マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)を基本とする仕組みへ移行して9カ月がたちました。
このマイナ保険証には、そもそもプライバシー性の高い情報は入っていないため、安心して持ち歩くことができます。
マイナ保険証であれば、平時の受診だけでなく、例えば旅行先でお薬手帳を持っていないようなときでもこれまでの診療・薬剤情報に基づくより良い医療が受けられますし、診察・治療に必要な医療情報の閲覧は、ご本人の同意があった場合のみ行われます。
また、高額な医療費が発生した場合でも、事前の手続きなしで限度額を超える支払いが不要になるメリットもあります。
このほど消防庁は、全国の720消防本部において、“マイナ救急”を実施することとし、全国一斉開始日を10月1日に決定したことを公表しました。
マイナ救急とは、救急業務の円滑化を図るため、救急隊員が傷病者のマイナ保険証を活用し、受診状況や服薬情報をもとに病院選定などに資する情報を把握し、より適切な救急業務を行うことを目的としています。
救急搬送時に傷病者から病歴や服薬歴を聞き出すことができない、もしくは聞き出せない状況下において、迅速な処置や病院搬送に役立つことが期待されます。
今後は、スマートフォンでマイナ保険証が利用できるようになるなど、その利便性はさらに高まる予定です。
この機会に、ぜひ登録・携帯して、マイナ保険証を使ってみましょう!
詳細は厚生労働省の「マイナンバーカードの健康保険証利用について」でご覧いただけます。
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